インターンシップとは?
学生が企業に出向き、自分の専攻や将来のキャリアに関連する就業体験を行うインターンシップ。幅広い体験を通じて社会で必要とされる知識や能力、働くことに対する価値観や意欲を形づくり、学生を社会全体で育み地元企業との接点を広げます。それは企業にとっても、多くの学生と出会い、その魅力を理解してもらう貴重な機会。企業の将来につなげるために、インターンシップの受け入れを検討してみませんか。
企業様向けリーフレット
【導入編】企業と学生をつなぐインターンシップガイド.pdf (3057kb)
【活用編】企業と学生をつなぐインターンシップ活用ガイド.pdf (972kb)
インターンシップの企業メリットとは?
1.学生の声を活かせる
会社にどのような印象をもったのか、学生の生の声から把握し、企業の採用戦略の参考にすることができます。また、大学との関係強化にもつながります。
2.会社を見直す機会に
インターンシップの受入準備や、学生へ企業理念・会社概要を説明するプロセスで、自社の組織や業務内容を見直す機会となります。
3.社内の活性化につながる
学生を受け入れることで、職場の意識や雰囲気が変わります。社員が自分の仕事を語る場を持つことで、仕事のやりがいに気づき、意欲の向上につながります。
4.育成体制づくりのきっかけに
どのような体制で、どのようなプログラムで会社の入り口を準備するのか。インターンシップの受け入れを考えることは、新入社員教育の体制づくりにもつながります。
インターンシップ実施の流れ
時期 | 内容 |
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3月~4月
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・受け入れ体制・期間、受け入れ人数等の御検討 |
4月~6月
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・各地域の大学より受け入れのご依頼 ・インターンシップ受け入れの御回答(各大学より御回答方法をご案内致します) |
5月~6月
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・大学内で学生申し込みー受付 (企業様にて県外学生の受け入れが可能な場合、ポータルサイト「インターンシップ in 岩手」にて企業・インターンシップ情報を公開し、東北地域内連携大学の学生が申し込み可能となります) |
6月
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・マッチング(各担当大学の方法にて受入学生を決定します。) |
6月~7月
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・誓約書・覚書など必要書類の取り交わし、学生の保険加入 ・日程、プログラムの調整など |
7月~9月
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・インターンシップ受入 |
9月~10月
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・事後学習 (大学によっては、受け入れ企業様にアンケートや学生評価をお願いする場合がございます。) |
※各大学ごとにプロセス、時期が異なる場合がございます。
「インターンシップ in 岩手」にて、受入をご検討されている企業様へ
実施していただきたい条件
「インターンシップ in 岩手」にてインターンシップ受入をご検討いただく事業所様には、7月~9月の夏季休暇期間を中心に3日間以上の日程で御検討をお願いいたします。
参加する学生
下記の「インターンシップ in 岩手」に参加する連携大学の学生が対象となります。
連携大学
- 岩手県立大学
- 岩手県立大学盛岡短期大学部
- 岩手県立大学宮古短期大学部
- 盛岡大学
- 岩手大学
企業様・団体様向けお問い合わせ先
大学 | 担当部署 | 連絡先 |
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岩手県立大学 | 就職支援グループ | 〒020-0693 岩手県滝沢市巣子152-52 TEL:019-694-2020 |
岩手県立大学盛岡短期大学部 | ||
岩手県立大学宮古短期大学部 | ||
岩手大学学務部学生支援課 | キャリア支援グループ | 〒020-8550 盛岡市上田3-18-34 TEL:019-621-6059 |
盛岡大学 | 就職センター | 〒020-0694 岩手県滝沢市砂込808番地 TEL:019-688-0613 |
参考資料
インターンシップ専門人材育成研修会 教材動画
大学教職員・コーディネーター向け教材
インターンシップ実施の基本手引き_参考資料.pdf(661kb)
効果の高いインターンシップ運営をするために、事前~実施中~事後学習における重要ポイントを分かり易くまとめた教職員様・コーディネーター様向け教材です。
ご自由にダウンロードしてお使いください。
インターンシップ受け入れプログラム事例
インターンシップ受入企業・参加学生の声
株式会社小林精機 様
担当者 企画情報室 室長 行方 学 氏
事業内容 / 精密機械部品製造、 省力化機器設計製造
設立 / 昭和52年 所在地 / 岩手県滝沢市大釜風林3番地21
プログラムのポイント
- 製造業のモノづくりに対する考え方や意義を理解してもらう
- 学生の学びが産業界でどのように役立つかを知ってもらう
- 学生も企業も相互にメリットを得られるプログラムをつくる
私たちがプログラムづくりで重視したのは、製造業について理解を深め仕事に興味を持ってもらうこと。学生が勉強していることが産業界でどのように役立つかを知ってもらうことです。例えば、学生が「スマホで位置情報を正確に把握できるシステム」を研究しているとします。私たちは、その知識や技術をどう仕事に活かせるかを考えられますし、学生には現場で活用できる可能性について教えることができます。学生にも私たちにも相互の学びがある、そんなプログラムを目指しました。
インターンシップのメリット
- 学生の発想や行動、新鮮な驚きが、社員の刺激になる
- 指導する社員のスキルアップや成長につながる
- 採用基準を検討できる
受け入れにあたってプログラムづくりを考えることは、私たちの勉強にもなり、指導する社員の成長につながります。また、学生の資料をまとめる力や発表力は良い刺激になりますし、「これはなぜですか?」という学生の素朴な疑問は業務を見直すきっかけにもなります。客観的な立場の学生を受け入れることで、私たちが教えられることも多いですね。
参加学生 岩手県立大学・ソフトウェア情報学部3年次実施 村松 一矢 さん
インターンシップで学んだこと
- モノづくりだけではない、そこに関わる様々な仕事を知れたこと
- 企業の役割は何かを考えるきっかけを得たこと
- 顧客目線に立ってモノをつくることの難しさと組織力の重要性
インターンシップでは、企業の経営の仕方、技術職としてモノづくりに対する向上心、売るための営業・プレゼンの重要性や楽しさなど、たくさんのことを学びました。特に印象に残っているのが「企業の役割は、金を稼ぐだけでなく、モノを創って得たお金で自己投資する事で成長し、社会に貢献できるサイクルの大きさをどんどん大きくしていくことなんだよ」という担当者の方の言葉です。実習中に私の作ったシステムを社員の方々に使ってもらったのですが、使用者目線に立ったシステム設計の難しさを実感し、その経験から、顧客の要望に応えていくためには、表には見えない企業の組織力も大切なのだと気づきました。今後は、自分が組織のどの部分で役立てるかという視点を意識して研究に取り組むとともに、将来の仕事を考えていきたいと思います。